都立特別支援学校 W.A.様
受講のきっかけは、職場で見かけたチラシでした。教員2年目で重度重複学級(知的)の担任をもち、自立活動とは何か手探りで考えてきた私にとって、本講座は有意義な学びの機会となりました。
言葉だけ見聞きしたことがあった「新しいうんどう」について、その理念や特徴を初めて知りました。特に印象的であったことは、科学的な根拠をもつ教育であり、今後も変化し続ける取り組みであるという点です。効果的な指導を系統的に実施することができる理論に魅力を感じました。
また、自立活動とは教育であるという前提を捉え直すことができました。「基本のうんどう」の実践の中で触れ合って感じた「一緒に」「待つ」「支える」といった感覚を忘れずに、児童と共に学び、成長していきたいと思いました。
今回の研修では、先輩方の真摯な姿勢にも刺激を受けました。本講座の学びを実践に生かすとともに、教員を続ける限り学び続けたいと思います。
埼玉県立日高特別支援学校 関口嘉仁様
2日間の講座を受講させていただき教育とは何か、子どもへの向き合い方など教師としての基礎、基本となる考え方をお話しいただき、共感する部分や新たな視点に気づくことができました。また、実技を通して子どもへの触れ方や細やかな配慮など、オンラインでは体験できないことを実際に教えていただき貴重な経験となりました。
講座を通じて西郷先生の教育に対する熱意にふれて、さらに学びを深めていきたいと改めて感じました。今回得ることのできた学びを日々の教育活動に活かしていきたいと考えます。2日間ありがとうございました。
埼玉県立特別支援学校 斎藤真絵子様
自立活動について学ぶために参加しましたが、教育そのものについても考えさせられる大変貴重な時間でした。日々の中で、教育とは何か、教育的な関わりとは、指導とは何かを考えながら過ごすことが少なくなってきたように思います。西郷先生の様々な言葉を聞いて、それらの大切な事を考えながら生徒と向き合っていくことが、今はとても楽しいです。
心に残っていることのひとつとして、受容すること、待つこと、共感すること、導くことの大切さがあります。受容すること、待つこと、共感することについてはこれまでも大切に思ってきましたが、いつもできているかというとそうではないことがたくさんあることに気づきます。具体的な指導の中でも、考えながら日々過ごしていきたいと思います。導くということに関しては、教育科学の視点をこれからもっと学びたいと思っています。そして、生徒が自分らしく成長していくために、導ける教員でありたいです。
静岡県立特別支援学校 N.N.様
日々の自立活動の学習で「何かもっと良い方法はないだろうか」と考えていた折に、こちらの広告を見つけて参加しました。講義からの実技という流れでしたが、講義については自立活動についての教員としての基本的な考え方を言葉としてはっきり捉えられた事が大きな収穫と感じました。これから生徒と向き合うにあたって、どういう考え方をしていけばいいのかとても参考になりました。実技についても一つ一つ丁寧に何を目的としているのか、どんな動きをしているのか教えていただきとても参考になりました。特に実際に生徒側がどんな感触を受けるか体験できた事で、これから自分がやろうとしている事のイメージを持てました。もちろん教えて頂いた事が100%できるようになった訳ではありませんが、今後何を勉強していけばいいのか、そこが以前よりもはっきりできました。
名古屋市立特別支援学校 K.M.様
文科省が示す自立活動指導要領には、支援対象となる児童生徒のアセスメントを多角的に行うことの大切さが繰り返されますが、アセスメントバッテリーの例は示されていません。また、教師集団で自立活動の支援を進めるために、児童生徒の自立活動の課題について、共通理解をはかる大切さも強調されています。
一方で、教員は学校の研修で教科指導について学ぶことはあっても、教育心理学や解剖生理学について学ぶ機会は極端に少ないと実感しています。児童生徒の自立活動の課題について共通理解をはかるための、教員間での「共通言語」が不足している感覚があります。
西郷先生の授業を受けて、そんな現状でも、教育心理学や解剖生理学の知識をもとに、教員間で児童生徒の共通理解をはかると言う、指導支援の道筋が見えました。困難があっても、この道を歩き続ける事が私の目標であり、子どもも大人も笑顔になれる支援の在り方を実現することが、私の夢でもあります。
この度は、ご指導ありがとうございました。
都立特別支援学校 I.I.様
日々の指導の中で、本当にこれで良いのか、子供のためになっているのかという不安が常にあり、今回の講座を受講しました。講座を受ける中で、教員の役割をしっかりと認識しながら、外部専門家と手を取り合い自立活動を行っていく必要性を強く感じました。実技では、自分の身体で揺れなどの動きを感じることで、一つ一つのポイントの大切さに気づくことができました。手の位置や角度、力加減でこんなにも違いがあるのかと驚くことばかりで、子供たちと日々関わっている今だからこそ学ぶ必要性があるのだと改めて感じました。今回学んだことを明日からしっかりと活かしていきたいと思います。2日間ありがとうございました。