心身健康科学専攻 修士・博士後期課程
心身健康科学専攻の特徴
研究領域は「心身健康科学」
心身相関をキーコンセプトとして統合理論を構築する新しい学際的研究分野です
心身健康科学は、今の時代に”よりよく生きる”ことを希求するために、人間の「こころ」と「からだ」の有機的関連性を軸にして、「生命」「人間」「健康」「精神」について学際横断的に研究し、その統合理論の構築や科学的な解明をめざす研究領域です。
これまでの健康科学が扱ってきた領域に加えて、生命科学、行動科学、ストレス科学、心身医学、基礎医学、生命倫理学、文明科学など多様な学問領域を横断的・総合的に統合し、その中から人間の「こころ」と「からだ」の相関性、および生命現象のメカニズムの原則と働きを科学的に解明して、人間の健康の保持増進に応用することを目指します。
心身相関という視点があなたの専門性を深化させます
現代のわが国は、近年の科学技術の発展とともに、かつてない豊かな社会を実現することができました。その一方で豊かなるがゆえに派生してきた問題もさまざまな形で現れています。その中で、現在、人々が自らの生きがいを見出し、「こころ」と「からだ」が健康で、すべての人が共生できる豊かな未来社会を築くことが求められています。医療はもとより、健康に関連するあらゆる分野に従事する方の専門性を深めます。
通信制大学院で毎年トップクラスの修了率!!
インターネットによる面接指導や課題に対するレポート提出は、自分の都合の良い時に学修でき、忙しくて学修時間が不規則になってしまう方にも便利です。
また、研究、学生生活のことに関しても学生ごとに用意された自分専用画面を通して質問できるのはもちろんのこと、電話・FAXなどでも質問に対応しており、サポートシステムとしての充実と便利さが人間総合科学大学大学院にはあります。そのため修了まで無理なく続けられるのです。
国内で唯一の心身健康科学専攻
すべての教員があなたの研究をサポートします
心身健康科学という多角的な視点からの研究のため、本学では指導教員・サポート教員に加え、研究内容に応じてすべての教員が学修・研究をバックアップします。
- 国内で唯一の新しい研究領域(学位名:心身健康科学)
- 充実した学修・研究教材(心身健康科学シリーズ)
- 分野を超えて、新しい研究領域を支える経験豊かな教員
- 研究活動・研究公表の場が充実(研究所・学会等)
心身健康科学概念図
宇宙、地球の誕生から始まる長い生命進化の歴史の中で、人類も偶然と必然を繰り返しながら進化し、文化、文明を創造してきた。 「人間」の存在をこころとからだ、さらに社会や文化、環境などが相互に影響し合う全体像として捉えて、「生命」「人間」「精神」に関するさまざまな科学を統合し、「よりよく生きる」ための知恵(Knowledge for well-being)を創出する学問が心身健康科学である。
Knowledge for well-being…知識はやがて生きる知恵となる。
修士課程と博士後期課程を持つ通信制大学院
継続的・体系的な研究活動をサポートします
大学院 人間総合科学研究科 心身健康科学専攻 | |
---|---|
修士課程 | 「こころ」と「からだ」の有機的関連性を考究し、心身の健康に関する深い知識を総合的に教授研究。創造性豊かな研究者と指導的役割を果たすことのできる人材を育成します。 |
博士後期課程 博士(心身健康科学) | 「こころ」と「からだ」の有機的関連性を支える法則性に関する深い学識と高度な研究遂行能力を養成。自ら研究計画を立案し、自立して研究を行うことのできる実践者を育成します。 |
学識豊かなリーダーを養成する実践的カリキュラムと充実したコースワーク(科目履修)
個々の院生の研究テーマに応える豊富な履修科目を開講しています。
通信制という新しい研究スタイル
e-ラーニングが、仕事と学修を両立させます
時間がない、でもキャリアアップ・キャリアチャレンジを目指したい。
通信制の大学院である本学だからこそ、充実した学修環境により、働きながら研究をするあなたをサポートします。
インターネットを利用した授業・研究指導
本学大学院では院生の研究指導に「Web会議」システムを活用しています。
また博士後期課程ではセミナー形式の科目においてプレゼンテーションやディスカッションにも用いています。さらに個々人専用のポータルサイトが用意され、教員への質問や学生同士のディスカッションも可能です。
- 私立大学初の通信制専門大学として培われたITシステムを駆使
- 「Web会議」システム
- 学生ポータルサイト
- 「オンライン図書館」の利用
「Web会議」システム
- 研究指導での利用
「学生ポータルサイトシステム」と相補的に、院生の研究指導に「Web会議」システムを活用しています。大学院では、教員と院生が直接顔を合わせる面接指導を定期的に義務付けていますが、この機会とは別に、研究指導において研究資料等を参照しながらの直接対話が有効な場合には、Web会議システムを使用しています。図表や統計データ等を検討しながらの指導や、学会発表などの予行演習等の文字では伝えることが困難な指導に活用されています。 - セミナー形式をとる科目での利用
Web会議システムは、図表やデータなどを検討しながらのディスカッションや指導が可能であるため、博士後期課程ではセミナー形式の科目にも導入しています。院生や教員は、インターネット環境が整った自宅や職場から、定められた日時にWeb会議に参加します。セミナーでは、国内外の論文を題材にした最新のトピックを扱い、院生が事前に準備したレジュメやスライド資料を閲覧しながら、教員と院生を交えたプレゼンテーションとディスカッションを行います。研究遂行に必要となる論文読解能力、問題発見能力、プレゼンテーション能力の指導に役立てています。 - 図書館・オンライン図書館の利用
研究・学修していく中で出会ったさまざまな「疑問」や「発見」に応え、あなたを深遠な学問の世界へ誘うのが図書館です。本学図書館は43,000冊の蔵書のほか、電子図書および学術雑誌データベースも整備しております(電子図書約11,000冊・電子ジャーナル国内雑誌約1,000誌・海外雑誌約17,500誌)。院生はそれらを自宅からインターネットを通じて24時間利用可能で、働きながら学修・研究を推進していくことが可能なシステムとなっています。