Knowledge for Well-being
人間総合科学 心身健康科学研究所
人間総合科学 心身健康科学研究所
学際的な研究領域に対応し、人間総合科学、心身健康科学の学問を先導する役割を担う。
本研究所では、人間を取り巻く環境の変化(刺激)が脳、自律神経、運動神経を介してこころやからだ、さらには行動にどのような影響を及ぼすのかを研究・探究しています。
本研究所では、人間総合科学、心身健康科学の領域における先端的な研究を行っています。本研究所のスタッフは、得られた成果を学術団体などを通して国内外に発信するだけでなく、教材の開発や教育の場につなげて広く教え伝えています。また、心身健康科学に関わる教育プログラムを改善することや進展させることにも努めています。
くわえて本研究所は、大学院教育との連携や日本心身健康科学会との共同研究等を図る場でもあり、スタッフや大学院生が中心となって、心身の相関を科学的に解明する実験研究や、地域や職場、学校、家庭をフィールドとする調査研究も実施しています。したがって本研究所は、心身相関の科学および心身健康科学の学問の発展をリードする重要な拠点として機能し、学問の開拓と普及に寄与しています。
常勤スタッフ 2023年4月現在
氏名 | 専門 | 研究テーマ |
---|---|---|
小岩 信義(所長) | 認知神経科学、心身健康科学 | 脳波やf-MRIを使ってヒトの脳を観察することを通して、心身相関の科学的解明に挑戦しています。 |
鍵谷 方子(副所長) | 自律神経生理学、心身健康科学 | 心身相関の科学的理解を目指し,自律神経系や内分泌系の働きに着目したアプローチで基礎的研究に取り組んでいます。 |
庄子 和夫(研究員) | 細胞生理学、心身健康科学 | 細胞内外の情報伝達やゲノムの修飾を通した心身の健康を維持する機構を解明する研究を行っています。 |
矢島 孔明(研究員) | 細胞分子生物学、心身健康科学 | 栄養や運動、生体リズムや老年などヒトの活動に存在する心身相関の関係を、生体分子のミクロの活動につながる仕組みとしての解明を目指しています。 |
川﨑 晃子(研究員) | 鍼灸学 、心身健康科学 | 触圧刺激がヒトのこころとからだにおよぼす影響を研究しています。 |
研究所の主な活動
- 大学院(心身健康科学専攻、健康栄養科学専攻)との共同研究、研究指導サポート
- 日本心身健康科学会 学会事務、機関紙「心身健康科学」の編集、発刊
- 心身健康科学サイエンスカフェの運営
- 企業等の委託研究
- 教育機関のカリキュラム、教材開発のサポート
- 学内STEAM教育の全学的・横断的視点からの運用サポート、検証、改善提案
- 心身健康科学を基にしたSTEAM教育の実施、出張授業、講演、取材対応など
- 心身健康科学の学問的なリードオフ
公開情報 ― 活動報告
研究ボランティア募集
研究所が実施中の研究、調査にご協力いただける方を募集しております。
現在募集中の研究
- 「非侵襲的な小型ウェアラブルデバイスを利用した食品摂取行動と心身反応の関係」
(人間総合科学大学 倫理審査委員会承認番号第675号)- 概要:食品摂取時の心身反応を小型装置で測定する学内共同研究です。
- 期間:~令和5年3月
- 年齢・人数:20-24歳、8名程度
- 研究担当:井上・矢島 (research.uhas@gmail.com)
- 「温度刺激による心理・自律神経系の反応と性周期の影響」
(人間総合科学大学 倫理審査委員会承認番号 第687号)- 概要:温度刺激によって生じる心理反応と自律神経系反応と、月経周期による違いを調べる研究です。
- 期間:~令和6年3月
- 年齢・人数:20歳以上40歳未満の健康な女性若干名
- 研究担当:鍵谷・川﨑(hasrec@human.ac.jp)
研究にご協力いただきました方には薄謝を進呈しております。
ご関心をお持ちの方は、記載のメールアドレスまでご連絡ください。詳しい説明をさせていただきます。