准教授
岩佐 有子 (いわさ くにこ)
担当科目
- 「小児看護学援助論Ⅰ」
- 「小児看護学援助論Ⅱ」
- 「看護研究Ⅱ」
- 「小児看護学実習」
- 「統合実習」
- 「領域別専門看護学演習」
教育に対する考え・学生さんに期待すること
「人間の総合的理解」「心身相関の理解」の能力を持った学生を育成するべく、「看護」を必要とする対象者(人間)について、心理・身体・環境・社会的側面から多面的・総合的に理解できる知識を修得できるよう、まずは一人一人の学生と真摯に向き合い、人間対人間の信頼関係の構築ができるような関わりを心がけています。子どもが苦手な学生がとても多いですが、子どもも1人の人間として立派な看護の対象です。子どもの権利を尊重し、小児特有の疾患や成長発達に応じた看護を一緒に学んでいきましょう。
教育方法に関して大切にしていること
臨床現場の状況や実習中に起こった出来事など、興味関心がもてるような内容・体験談等、身近でイメージがつきやすい事柄を講義の中で盛り込み、主体的に学ぶことができるようにしています。また、自分の考えを言葉にして発言することが苦手な学生が多いため、記述方式で書いてもらうことで考えや思いを表出できる機会を作るようにしています。
学生さんからの評価に対して
DVD鑑賞をして考えや思いをレポートに書く講義内容が良かったと意見があったため、今後も自らが興味関心を持ち考えることができるような教材提供をすることで、自分の思いや考えを表出できるような授業環境を作っていきたいと考えています。
その他
主な経歴
- 天使病院 看護師
- 北海道立北野病院 看護師
- 北海道拓北養護学校 主任看護師
- 北海道文教大学 看護学科 小児看護学 助教
- 京都看護大学 看護学科 小児看護学 講師
- 人間総合科学大学 看護学科 小児看護学 准教授
学歴
北海学園大学大学院文学研究科 日本文化専攻修士課程修了(文学修士)
北海学園大学大学院文学研究科 日本文化専攻博士課程 単位修得満期退学
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
真言立川流の思想的意義;北海学園大学大学院,2011
高等養護学校における性教育に対する教諭の認識 ;北海道文教大学 ,2012
訪問看護師による在宅重症心身障害児(者)及びきょうだい児に対する遊び支援の現状と思い;小児看護,2018
重症心身障害児に対する歌うタッチケアの促進に対する効果;小児看護,2021
コロナ禍における小児看護学実習の成果と課題 ;京都看護大学,2021
【学会発表】
家族が行う“うたうタッチケア”の効果-レット症候群の学童に対する試み-;日本重症心身障害学会,2017
家族が行う“うたうタッチケア”の効果-拍子と手の動きを考慮したうたを用いて-;日本重症心身障害学会,2017
家族が行う“うたうタッチケア”の効果-低酸素脳症の青年に対する試み-;日本重症心身障害学会,2017
参加型授業前後における学生の対児感情の変化;日本看護科学学会,2018
小児看護学実習における指導と実践-看護学生が〝遊び”を通して実施した支援;HPS国際シンポジウム,2024
所属学会
日本看護科学学会、日本小児看護学会、日本医史学会、重症心身障学会、タッチケア学会、ホスピタル・プレイ協会