副学長 専攻長 教授
小岩 信義 (こいわ のぶよし)
担当科目
- 心身健康科学特講
- 心身健康科学特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 心身機能観察特講Ⅰ
- 心身健康科学特殊講義
- 心身健康科学特殊演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 認知脳科学特講
- 心身健康科学研究Ⅰ・Ⅱ
- 心身健康科学特別研究指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
メッセージ
本専攻は、2004年に社会人向け大学院として開設して以来、508名の修了生を送り出してきました。人間の「心身相関」に焦点をあてて、人類の永遠のテーマである「健康」や「幸福」等の実現に貢献できる学問知を創造し、社会に発信することを目指しています。本専攻では大学院生が仕事をしながら学修・研究を継続して修了できるように、様々な専門領域を持った教員が一丸となってサポートする独自のシステムと研究指導ノウハウを蓄積してきました。入学後は、豊富な経験を持った研究指導教員と皆さんとが深い議論を繰り返すことで、実生活や仕事を通して日々遭遇している事象の中に、心身の健康に関わる本質的なテーマを見出して、これを斬新なアプローチで探究していきます。皆さんが本専攻の門を叩き、研究を通して私達とともに「よりよく生きるための知恵」を作りあげることを楽しみにしています。
教育方法に関して大切にしていること
心身健康科学科のディプロマポリシーに記載されている「こころ、からだ、環境・文化の統合的・学際的な」視点を基に、担当するすべての科目内容について考え方の例を提示するようにこころがけています。一見すると関連を持ちそうにもない学修のテーマも見方を変えることで、新たなアイディアや解決のアプローチが見えてくることを体感していただくように心がけています。また最先端のテクノロジーや科学の動向、社会の進展を意識した話題にしながら、古くからの論点を考えてみることを心がけています。大学の目的である「人々の幸福と健康の実現」に向けた学修と研究に、学生のみなさんと一緒に取り組みたいと常に考えています。
学生さんからの評価に対して
多くの科目で学生のみなさんから「熱意をもって授業をしている」ことに高評価をいただいております。ただ熱くなりすぎて、少し早口になってしまい、学生のみなさんの思考整理のお時間確保を忘れてしまうこともありました。皆さんが質問や発言しやすい雰囲気づくりを心がけてまいります。
その他
ツーリング
ティーチングポートフォリオ
主な経歴
- 人間総合科学大学鍼灸医療専門学校・専任講師
- 新宿医療専門学校・非常勤講師
- 昭和大学医学部第二生理学教室・兼任講師
- 学校法人昭和大学臨床研究審査委員会 委員
- 新宿医療専門学校 学校関係者評価委員会 委員
- カナダ ブリティッシュコロンビア大学 医学部 精神科・客員准教授
- BC Mental Health & Addictions Research Institute (BCMHARI)・客員准教授
- カナダ サイモンフレーザー大学 Behavioral and Cognitive Neuroscience Institute(BCNI)・研究員
学歴
博士(医学、昭和大学)
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
冷痛刺激による感情の変化と脳活動の関係.心身健康科学. 2024年2月; Vol.20(1); 14-29
Optimization of EEG targeted forehead site for neurofeedback to relieve stressor and chronic pain.
Stress Brain and Behavior. 2022 Sep; e022006, vol.2
New granule cells in the olfactory bulb are associated with high respiratory input in an enriched odor environment. Neurosci Res. 2022 Sep;182:52-59. doi: 10.1016/j.neures.2022.05.007.
Volume of the right supramarginal gyrus is associated with a maintenance of
emotion recognition ability. PLoS One. 2021 Jul 22;16(7):e0254623.
Odors Associated With Autobiographical Memory Induce Visual Imagination of Emotional Scenes as Well as Orbitofrontal-Fusiform Activation.Front Neurosci. 2021 Aug 3;15:709050.
Cascade process mediated by left hippocampus and left superior frontal gyrus
affects relationship between aging and cognitive dysfunction.BMC Neurosci. 2021
Dec 7;22(1):75.
精神的緊張が発話速度に与える影響 精神的緊張と速度感に与える因子の検討.言語聴覚研究 (1349-5828)18巻2号 Page94-102
Entorhinal cortex and parahippocampus volume reductions impact olfactory decline in aged subjects:Brain Behav. 2021 26:e02115.
Heart Rate and Respiration Affect the Functional Connectivity of Default Mode Network in Resting-State Functional Magnetic Resonance Imaging:Front Neurosci. 30;14:631.2020
Hippocampus and Parahippocampus Volume Reduction Associated With Impaired Olfactory Abilities in Subjects Without Evidence of Cognitive Decline.:Front Hum Neurosci. 30;14:556519.2020
Inter- and Intra-Hemispheric Fibers of Olfactory and Motor Areas in Kallmann Syndrome with Defective Corpus Callosum:J Neurol Neurophysiol 7:3, 2016
Middle latency cortical potential elicited by electrical stimulation of muscle afferents in humans: 人間総合科学, 2015
The neural cascade of olfactory processing: a combined fMRI-EEG study.
:Respir Physiol Neurobiol, 2014
Sound localization difficulty affects early and late processing of auditory spatial information: Investigation using the dipole tracing method: Clinical Neurophysiology, 2010.
Inspiratory phase-locked alpha oscillation in human olfaction: source generators estimated by a dipole tracing method:J Physiol, 2005
額部導出脳波の有効性.人間生活工学. 2024年3月; Vol.25(1), 61-64
【著書】
- Research Topic:Smells, Well-being, and the Built Environment(Frontiers e-book)
- 心身健康科学 第3版(人間総合科学大学)
- 心身一如の科学 (人間総合科学大学)
- Health Sciences of Mind and Body (HSMB Press)
- ストレスと健康(人間総合科学大学)
- コンフォートタッチ(医道の日本)
所属学会
日本心身健康科学会、臨床神経生理学会、ヒト脳機能マッピング学会、日本生理学会