教授
矢島 孔明 (やじま ひろあき)
担当科目
- 心身健康科学特講
- 心身健康科学特論Ⅱ・Ⅲ
- 心身機能観察特講Ⅲ
- 心身健康科学研究
- サイエンスコミュニケーション学
- 健康情報計測学
- 健康情報処理学
- ストレス計測学
- 健康支援演習
- ストレスマネジメント演習
- 心身健康科学特殊講義
- 心身健康科学特殊演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 心身健康科学特別研究
メッセージ
「こころ」も「からだ」も、「文化」についてもある面漠然とした存在ですが、現在までの知識の統合によってもたらされる、互いに相互作用のあるものです。それを紐解きながら、最新の研究成果や先端技術で再構成することにより得られる知識は、人生をより充実出来る、豊かな生活を送ることの出来る、様々な基礎になるはずです。
是非ともこれらを総合的に学修することで、様々な「気付き」をたくさん感じ取っていって下さい。私のバックグラウンドである分子科学、細胞や生物を知ることからも、そのヒントは膨大に存在しています。みなさんの知りたいことを一緒に科学的に考えながら、多様な視点からの観察眼を養って行き、是非ともたくさんの発見の手助けになれたらとても嬉しいです。
教育方法に関して大切にしていること
本学の方針である、人間を一面的にではなく総合的に捉えることで本質の理解が進むことを科目の中で伝えていくことを大切にしていきます。決して難しいことではなく、多様な考え方を伝え、自分で考えていくことにより、育まれるようにしていきたいです。知識としての技能を活かせる知恵として、ディプロマポリシーにあるように卒業時には、心身の健康に寄与できるような、一生活かせる自立と共生の精神が身に着けていかれることを期待しています。
学生さんからの評価に対して
授業アンケートでは、授業内容についての質問をよくいただくのですが、丁寧で詳しく聞くことが出来よかったとフィードバックを何名からかいただいています。興味のある学生さんにもしっかりと届けることが出来、嬉しく思っています。また、一方で授業構成や音声などより明確にする工夫をしていきもっと伝わる授業を目指しています。
その他
趣味:水生生物(金魚)、植物のある生活
好きな作家:上橋菜穂子、塩野七生
ティーチングポートフォリオ
主な経歴
- 東京大学大学院医学系研究科細胞生物学解剖学講座において特任研究員、助手、助教
- 日本学術振興会特別研究員
- 日本教育工学会 FD研修会 認定ファシリテーター
学歴
立教大学理学部化学科卒業、立教大学大学院理学研究科生命理学専攻修士課程修了(修士、理学)
東京大学大学院医学系研究科分子細胞生物学専攻博士課程修了(博士、医学)
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
杉野嘉津枝,鈴木はる江,矢島孔明:糖尿病患者の食事療法実施状況とQOLの関連性の検討.心身健康科学,19(1),12-24,2022.
矢島孔明、鍵谷方子、庄子和夫:暗算負荷により生じるストレス指標の効果量についての検討:人間総合科学, 40(21-1)37-43,2021
矢島孔明:ストレスと免疫とおなか ~変異したコロナウイルスと免疫と共に~:人間総合科学, 40(21-1)61-68,2021
矢島孔明、鍵谷方子、庄子和夫:ストレス・病態における細胞分泌小胞の関与:人間総合科学, 38(20-1)27-38,2020
小岩信義、矢島孔明、木内敬太、萩原豪人、島田凉子、久住武:オープンソースを利用した研究用ニューロフィードバックシステムの開発:人間総合科学, 36(19-1)49-53,2019
矢島孔明:動く分子と細胞にまつわる科学のお話:人間総合科学, 32(17-1)39-48,2017
Motility and microtubule depolymerization mechanisms of the Kinesin-8 motor, KIF19A.: Wang D, Nitta R, Morikawa M, Yajima H, Inoue S, Shigematsu H, Kikkawa M, Hirokawa N. eLife 2016;5:e18101, 2016
X-ray and Cryo-EM structures reveal mutual conformational changes of Kinesin and GTP-state microtubules upon binding.: Morikawa M, Yajima H, Nitta R, Inoue S, Ogura T, Sato C, Hirokawa N. The EMBO Journal: 34(9)1270-1286, 2015
New simulated annealing approach considering helix bending applied to determine the 8.8A structure of 15-protofilament microtubules.: Ogura T, Yajima H, Nitta R, Hirokawa N, Sato C. Journal of Structural Biology: 188(2)165-176, 2014
Conformational changes in tubulin in GMPCPP and GDP-taxol microtubules observed by cryo-electron microscopy.: Yajima H, Ogura T, Nitta R, Okada Y, Sato C, Hirokawa N. The Journal of Cell Biology: 198(3)315-322, 2012
Switch-based mechanism of kinesin motors.: Kikkawa M, Sablin EP, Okada Y, Yajima H, Fletterick RJ, Hirokawa N. Nature: 411(6836)439-445, 2001
Requirement of PEST domain tyrosine phosphatase PEP in B cell antigen receptor-induced growth arrest and apoptosis.: Hasegawa K, Yajima H, Katagiri T, Ogimoto M, Arimura Y, Mitomo K, Mashima K, Mizuno K, Yakura H. European Journal of Immunology (29)3,887-896, 1999
【著書】
- 『かがやく生き方 心身健康科学 第3版』(共著、人間総合科学大学)
- 『プレゼンテーション論』(共著、人間総合科学大学)
所属学会
日本心身健康科学会、日本解剖学会、日本生物物理学会、日本生化学会、日本教育工学会、アメリカ細胞生物学会(ASCB)