教育顧問 教授
栗山 明彦 (くりやま あきひこ)
担当科目
- 義肢装具製作技術入門
- 義足学Ⅱ(大腿義足)
メッセージ
義肢装具は様々な疾患や障害を持った方々に対し、機能の補てんや補助を行うための福祉用具であり、これら義肢装具を製作するのが義肢装具士であります。義肢装具士は医療職ではありながら、ものづくりという技術職の部分もある大変やりがいのある職種であります。そのため本専攻においては机上での勉学だけでなく、専門科目での実習に重点を置き、実際に製作を通して役立つ義肢装具を製作するための養成教育を行っております。
教育方法に関して大切にしていること
義肢装具学専攻のディプロマ・ポリシーにもありますように、義肢装具を必要とする方々に対し、彼らの尊厳を遵守し、高い倫理観をもって接することが何よりも大切であります。特に専門科目でのモデル被験者さんに対し、これらについて十分理解しコミュニケーション能力を高めるよう実習を進めていくことを心掛けていきます。
学生さんからの評価に対して
学生の皆さんにとって授業の内容は、時に難しい点が多々あるかと思います。よって皆さんからはよく分からない点があるという声が聞かれます。授業に対しては、できるだけかみ砕いて質問をたくさん受付けながら、皆さんの表情をみながら進行していくつもりです。したがって皆さんは分からないことは、そのままにせずいつでもどこでも私を捕まえて質問して下さい。
その他
専門科目での実習は、実際に臨床を想定した授業が行われことが多いため、机上の知識だけでなく、技術の習得でもありますので積極的に実習に向き合う姿勢を期待しています。
ティーチングポートフォリオ
主な経歴
- 国立身体障害者リハビリテーションセンター学院義肢装具学科教官
- 帝京大学医療技術学部義肢装具学科助教授(開設準備室)、義肢装具学科学科長
- 早稲田医療技術専門学校学校長兼義肢装具学科長
- 文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科非常勤講師
- 帝京科学大学医療科学部理学療法学科非常勤講師
学歴
日本大学大学院理工学研究科博士後期課程(工学博士)
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
栗山明彦,他: 「異なる機能を持つ大腿義足膝継手の歩行分析」-立脚制御を中心に-: 日本義肢装具学会: Vol.17, 2006.
栗山明彦,他: 大腿義足膝継手における立脚制御の検討: 日本義肢装具学会, Vol.18,No.3, 2007.
栗山明彦: 下腿義足とソケット: 日本リハビリテーション医学会, Vol.49, No.11, 2012
【著書】
- 『装具学』(共著、医歯薬出版)
- 『義肢学』(共著、医歯薬出版)
- 『最新 義肢装具ハンドブック』(共著、全日本病院出版会)
- 『リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン』(共著、医歯薬出版)
所属学会
日本義肢装具士協会、日本義肢装具学会、国際義肢装具協会(ISPO)、臨床歩行分析研究会、心身健康科学会ほか