講師
本道 伸弘 (ほんどう のぶひろ)
担当科目
- 義肢装具製作技術入門
- 義足学Ⅱ
- 義肢装具総合演習Ⅱ
- 特殊義足
- 卒業研究
メッセージ
「義肢・装具製作技術入門」で基礎的な製作技術と考え方、「義足学Ⅱ」でより応用的な適合技術、製作技術を担当しています。
また「モノづくり」だけではなく、義足や装具の利用者との接遇、コミュニケーション技術の習得も目的としています。
さらに、義足適合を理解するうえで必要な「バイオメカニズム」についても習得できるように、授業、実習を組み立てています。
ヒトを理解して、義肢装具を提供できる「義肢装具士」になってもらえるようにサポートします。
教育方法に関して大切にしていること
義肢装具学専攻では①義肢装具を必要とする対象者について、多面的・総合的に理解できること、②義肢装具を根拠に基づいた専門知識と技能を汎用できること、③連携・共同できること、④学び続ける意思を持つこと、をディプロマポリシーとしています。学生の皆さんがこれらを習得できるように、また与えられた知識ではなく自分の意志で知識・技能を獲得できるような環境(講義・実習)を構築しています。
具体的にはグループワークや実際の義足モデルに協力の下の実習を実践しています。さらに学生自身の興味を持ってもらえるように、臨床でのトピックなどを伝えています。
学生さんからの評価に対して
国家試験に向けた総合的な学習を担う「総合演習Ⅱ」の授業アンケートでは、・勉強しやすい環境を提供できたこと、・個々の学生に合わせた学習法を提案・改善案を提供できていた、と自由記載がありました。少人数制の専攻ですので、個々の学生の特徴をよく見て対応した結果だと思います。これにより全国平均より高い国家試験合格率を維持できています。
しかし、情報量の多い模擬試験結果のフィードバックを作成していたため、結果のフィードバックが遅いとの指摘もありました。今後は質を維持しつつ、「スピード」も向上させ行こうと考えています。
その他
趣味:山登り(北海道多数、関東2山制覇)、スノーボード(北海道がお勧めです)
当大学(専門学校時)の卒業生です。北関東で臨床を積み、北海道で教育分野へ足を踏み入れ経験を積み、母校に帰ってきました。
地方での医療・福祉の現状を垣間見ることができ、「専門職」としての必要性と意義を学生(後輩)へ伝えていきたいと思っています。
主な経歴
- (有)双葉義肢
- 北海道ハイテクノロジー専門学校 専任教員
学歴
2007年3月 早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科 卒業(義肢装具士免許 取得)
2012年3月 早稲田大学 人間科学部 健康福祉学科 卒業(学士 人間科学)
2019年3月 札幌医科大学大学院 医学研究科 修了 (修士 医科学)
2020年4月 埼玉大学 大学院理工学研究科 理工学専攻 博士後期課程
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
Hondo N, Tsuji T. Torque Estimation of Knee Flexion and Extension Movements From a Mechanomyogram of the Femoral Muscle. IEEE Trans Neural Syst Rehabil Eng. 2022;30:1120-1126. doi:10.1109/TNSRE.2022.3169225
体性感覚が歩容に与える影響について-足底材質の質感の影響- 臨床歩行分析研究会
痙直型脳性麻痺下肢麻痺者の可視装具歩行時の踵接地による筋緊張抑制効果について
~踵接地の重要性の考察~ 日本義肢装具士協会学術大会
所属学会
日本義肢装具士協会、日本義肢装具学会、バイオメカニズム学会、臨床歩行分析研究会、臨床神経生理学会、日本再生医療とリハビリテーション学会