教授
佐藤 慎一郎 (さとう しんいちろう)
担当科目
- 運動療法学
- 運動療法学演習
- 代謝系および癌理学療法
- 生体計測と運動分析
- 健康増進と予防理学療法
- 総合臨床実習Ⅰ
- 総合臨床実習Ⅱ
- 地域理学療法学臨床実習
- 総合理学療法学演習Ⅶ
メッセージ
より高い志を持って学ぶこと!
志なくして何かを学ぶことはできません。志を持つことなしに何かを実現することはできません。つまり、志を高く持って学ぶということは、理学療法士になるための最良な取り組みといえます。
近年の急速な高齢化の進展、疾病構造の変化に伴い、リハビリテーションを必要とする人が急増しています。そのため理学療法士に求められているものは、多様なニーズに対応できる幅広い知識・技術です。このような幅広い知識・技術を持った理学療法士になるには、より高い志を持って学ぶことが必要と思います。皆様の志を高められるよう、私も担当科目や大学生活を通して関わっていきたいと思います。4年間一緒に頑張りましょう。
教育方法に関して大切にしていること
運動療法学は、理学療法分野における運動を主体とした治療としての学問であるため、原理・原則の説明はもちろんのこと科学的根拠についても紹介することを心がけています。また、「運動療法学演習」においては各種機能練習や動作練習の具体的な方法と手技を紹介する一方で、患者様を想定した注意事項や配慮する点なども説明し、理学療法士としての実践力を養うことを目指しています。これらの科目を修得することによって、理学療法学専攻および大学全体のディプロマポリシーにある「専門的知識や技能の修得」や「他者との共生に必要な社会的責任感や他者への思いやり」が高められると考えております。
学生さんからの評価に対して
全体を通じて評価結果が4.5以上であったこから、現状の点数を維持しつつ、5.0に近づけられるように創意工夫をしながら、有意義な講義となるよう心掛けたいと思います。また学生からの意見としては、質問しやすい雰囲気の項目が比較的点数が低かったため、授業の情報量も調整し、質疑応答の時間を設けることを心がけたいと思います。
その他
趣味:週3回のジョギングと週2回のウォーキング
好きな言葉:臥薪嘗胆
主な経歴
- 流山総合病院 常勤理学療法士
- 早稲田医療技術専門学校理学療法学科 専任教員
- 浦和学院専門学校看護学科 非常勤講師
- Tokyo Human Health Sciences University Vietnam 非常勤講師
- 早稲田大学スポーツ科学研究センター 招聘研究員
- 公益社団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所 客員研究員
学歴
早稲田医療技術専門学校理学療法学科 理学療法士(専門理学療法士;生活環境支援系)
埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科 修士(リハビリテーション学)
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科 博士(スポーツ科学)
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
中村睦美,佐藤慎一郎,根本裕太, 山田卓也,武田典子, 丸尾和司,福田吉治,北畠義典, 荒尾孝地域在住高齢者における腰痛と身体活動,座位時間との関連:横断研究.日本公衛誌,70(10),690-698,2023.
Yamada T, Fukuda Y, Kanamori S, Sato S, Nakamura M, Nemoto Y, Maruo K, Takeda N, Kitabatake Y, Arao T.(2022) Association of social participation (including inconsistent participation) with the progression of frailty among older adults: Community-based cohort study in Japan. Geriatr Gerontol Int. 23(1):25-31.
Nemoto Y, Sato S, Kitabatake Y, Takeda N, Maruo K, Arao T. (2022) Do the impacts of mentally active and passive sedentary behavior on dementia incidence differ by physical activity level? A 5-year longitudinal study. J Epidemiol. DOI: 10.2188/jea.JE20210419.
Sato S, Takeda N, Yamada T, Nakamura M, Nemoto Y, Maruo K, Fukuda Y, Sawada SS, Kitabatake Y, Arao T.(2022) Physical activity and/or sedentary behaviour and the development of functional disability in community-dwelling older adults in Tsuru, Japan: a prospective cohort study (the Tsuru Longitudinal Study). BMJ Open. 12(3): e056642.
佐藤慎一郎:理学療法士の予防理学療法学領域における疫学研究を行う意義とその方法.理学療法ー臨床・研究・教育,29,61₋68,2022.
Nemoto Y, Sato S, Kitabatake Y, Nakamura M, Takeda N, Maruo K, Arao T. (2021) Bidirectional relationship between insomnia and frailty in older adults: A 2-year longitudinal study. Arch Gerontol Geriatr. DOI:10.1016/j.archger.2021.104519
山田卓也,福田吉治,佐藤慎一郎, 丸尾和司,中村睦美,根本裕太,武田典子, 澤田亨, 北畠義典, 荒尾孝:地域在住の自立高齢者に対する膝痛改善教室の医療費に与える効果の検証.日本公衛誌,68(5),331-338,2021.
Sato S, Nemoto Y, Takeda N, Maruo K, Kitabatake Y, Arao T. (2020) Factors Relevant to Knee Pain among Independent Community-Dwelling Older Adults: A Complete Cross-Sectional Study. Open J Prev Med. 10; 11: 277-287.
Nemoto Y, Sato S, Kitabatake Y, Nakamura M, Takeda N, Maruo K, Arao T. (2020) Longitudinal associations of social group engagement with physical activity among Japanese older adults. Arch Gerontol Geriatr. 30; 92: 104259.
Nemoto Y, Sato S, Takahashi M, Takeda N, Matsushita M, Kitabatake Y, Arao T.(2018) The association of single and combined factors of sedentary behavior and physical activity with subjective cognitive complaints among community-dwelling older adults: Cross-sectional study. PLoS ONE. 13(4): e0195384.
佐藤慎一郎, 根本裕太, 高橋将記, 武田典子, 松下宗洋, 北畠義典, 荒尾孝:地域在住自立高齢者における膝痛の有症率と膝痛者の基本特性:全数調査.日本公衛誌,64(6),322-329, 2017.
根本裕太, 佐藤慎一郎, 高橋将記, 武田典子, 松下宗洋, 北畠義典, 荒尾孝:地域高齢者における認知機能低下の関連要因:横断研究.日老医誌,54(2),143-153,2017.
佐藤慎一郎, 根本裕太, 高橋将記, 武田典子, 松下宗洋, 北畠義典, 荒尾孝:地域在住高齢者における膝痛の関連要因:横断研究.日本公衛誌,63(9),560-568,2016.
佐藤慎一郎, 松下宗洋, 高橋将記, 天野奥津江, 石川和広, 荒尾孝:膝痛を有する地域高齢者に対する教室型運動プログラムの効果.理学療法科学,31(3),363-369,2016.
【著書】
- 地域保健事業の企画・運営に役立つ膝関節痛予防・軽減のための運動学習支援マニュアル(分担執筆、サンライフ企画)
- リハビリテーション 基礎からナビゲーション(分担執筆、第一出版)
所属学会
日本公衆衛生学会、日本理学療法士協会、日本糖尿病学会、日本運動疫学会、日本予防理学療法学会、日本地域理学療法学会、日本健康教育学会、日本体力医学会 他