講師
田中 弘子 (たなか ひろこ)
担当科目
- 精神看護学実習
- 基礎看護学実習Ⅰ
- 基礎看護学実習Ⅱ
- 統合実習
- 精神看護援助論Ⅰ
- 看護研究Ⅱ
- 看護研究Ⅲ
- 大学生入門
- 領域別専門看護学演習
- 精神看護援助論Ⅱ
メッセージ
・コロナ禍でZoomでの授業や動画での授業といった新たな展開を経て、対面の授業に戻ることになりました。しかし、医療従事者として自覚を持ち、今後もお互いに感染対策を行いながら、コミュニケーションを図れればと思います。
・授業や実習で自己理解・他者理解について学びましょう。これらの学びは、すべての実習においても活用でき、また人間関係に関するすべての場面や関係性においても大いに役立つものとなるでしょう。また、患者様と一緒に作業療法やレクリエーションを通して楽しむという経験も必要になってくるため、学生自身でも考える力や体験することが力になります。一緒に考えたり意見交換ができることを楽しみにしています。
・看護研究については、精神看護学領域の中で検討していくとは思いますが、ここでも人を理解するといった基本的なこともかかわっていき、本学の学びとリンクしていくと思います。やり取りにメールや電話、zoom等を用いて進めていきましょう。
ほかにも、相談事などいつでも声をかけてください。できる限り支援させていただきます。
教育方法に関して大切にしていること
変化する社会の中で、よりよく生き抜くための力として洞察力、共感力、創造性・・そして豊かな人間性が求められています。担当する精神看護学で看護を必要としている対象を理解するために、自己理解・他者理解を学んでいきます。その経験から他者への思いやりがはぐくまれ、対象への関心が高まり、看護の質の向上につながると考えています。そして、日常の人間関係にも役立つものになります。
また、心身相関の理解と人間の総合理解を基盤とし、豊かなコミュニケーション力をはぐくめるような講義や実習指導を大切にしています。
学生さんからの評価に対して
学生さんから授業内容や試験内容が難しいとの意見が聞かれ、GPAにも影響が出ています。オムニバス形式で、各教員の指導内容の統一が課題となっています。今後は、よりわかりやすい講義ができるよう努めていきます。その中でも、コミュニケーションを学ぶ目的でアイスブレイクを授業の中に取り入れ、実習でも役立てるように努めています。楽しむということの大切さが学生さんに伝わっていることをうれしく思います。
その他
好きなこと:アロマの香りでリラックスすること、自然豊かな環境や落ち着いた古民家でゆっくりする、流星群を見ること、絵本を見ることなど
ティーチングポートフォリオ
主な経歴
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院(消化器内科)
- 東京女子医科大学附属リウマチ痛風センター
- 大田原厚生会室井病院(精神科)
- 国際医療福祉大学塩谷看護専門学校(学生相談室)非常勤講師
学歴
人間総合科学大学大学院人間総合科学研究科心身健康科学専攻(心身健康科学修士)
同上 博士後期課程修了(心身健康科学博士)
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
修士論文「中学生のストレスと対処」、2006.
「変形性膝関節由来関節滑膜細胞のチオレドキシン産生に及ぼすコンドロイチンの効果」
中里陽子、高橋公子、田中弘子、大滝周、浅野和仁、人間総合科学第36号、2019.
「非血縁乳児写真提示時の中高年女性による対乳児発話:発話音響パラメータと発話者の感情との関連」
田中弘子、藤原宏子、渡辺愛子、小岩信義 (心身健康科学、第20巻第1号、2024.)
所属学会
「日本心身健康科学会」「日本ニューロサイエンス看護学会」「日本吃音・流暢性障害学会」