助教
千葉 歩美 (ちば あゆみ)
担当科目
- 食品微生物学
- 応用微生物学実験
- 食品衛生学
- 食品衛生学実験
- 食品学実験Ⅱ
メッセージ
わたしたちが日々いただく食事は、元はなにかの生きものです。
食品を扱う仕事は、食材として犠牲になった命を、
明日を生きる命へとつなぐとても尊い職業だと思います。
微生物や食品衛生のまなびの目的は、将来、
皆さんが提供する食事を食べる地域の人々の命を
護る職責を果たすためです。
今日いただいた命を無駄にしてしまわないように、
今日一日の課業の一つ一つに真摯に取り組んでほしいと思います。
教育方法に関して大切にしていること
食中毒予防のための衛生管理に必要な食品微生物についての基礎知識を十分に理解しないまま、食品関連の仕事に従事させることは絶対にできません。ですので、授業の到達目標を明確にするとともに、なぜその知識が必要なのか、知らなければどのような事故につながるのか、過去の食中毒事例を示しながら具体的に説明することで、当事者意識や職業的責任感が醸成されることを期待しています。
授業では、文章だけでは理解しにくい内容を、イラストや図を多く取り入れビジュアル的に理解できるような資料を作成することで、理解しやすいような授業を心掛けています。
学生さんからの評価に対して
授業評価アンケートでは、「配布資料やスライドがわかりやすかった」、「先生が学生とのコミュニケーションを大事にしている」、「優しく丁寧に教えてくれた」といった意見をいただきました。つい話すスピードが速くなってしまい、「話すスピードが速い」との意見もありましたので、聞いてくれる学生の反応を見ながら進めていきたいと思います。
その他
主な経歴
- 金沢学院大学健康栄養学科・助教
- 福井県立病院(嘱託職員)
学歴
徳島大学大学院栄養生命科学教育部(修士(栄養学))
仁愛大学人間生活学部健康栄養学科(学士(栄養学))
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
野村卓正、月田実里、中村裕也、藤田はるか、出口桃子、千葉歩美、谷政八他 2022年3月 梅果汁粉末による食品内の細菌増殖抑制効果 仁愛大学研究紀要(人間生活学部篇) 第13号 p9~p21
Hiroki Mori, Yuji Morine, Kazuaki Mawatari, Ayumi Chiba, Shinichiro Yamada, Y U Saito, Hiroki Ishibashi, Akira Takahashi, Mitsuo Shimada Bile Metabolites and Risk of Carcinogenesis in Patients With Pancreaticobiliary Maljunction: A Pilot Study. Anticancer Res. 2021 Jan;41(1):327-334
野村卓正、千葉歩美 2017年3月 インカート調理法による鶏卵調理における微生物殺菌効果の検証~大量調理施設における半熟卵料理提供の可能性~ 仁愛大学研究紀要(人間生活学部篇) 第8号 p21~p34
野村卓正、千葉歩美 2016年3月 【総説】腸内微生物叢を介した食物アレルギー制御の可能性について ~食物アレルギーに対する食事療法の確立にむけて~ 仁愛大学研究紀要(人間生活学部篇) 第7号 p29~p46
所属学会
・日本食品衛生学会
・日本食品微生物学会
・日本食品保蔵科学会
・日本ペット栄養学会