講師
鮫島 有理 (さめじま ゆり)
担当科目
- 人間発達学
メッセージ
本学では、「こころ」「からだ」「環境・社会」の理解を通して、総合的に人間を理解しようとしています。私の専門は「こころ」になりますが、「からだ」と「環境・社会」を抜きに「こころ」を語ることはできないと思っています。本学での学際的な学修は、必ずや皆さんにとって、より広い視野を与え、そして、より深い探究心を持つことができる、良い機会となることと思います。まずはいろいろなことに興味・関心を持ち、そして、様々な意見、感想、疑問を持ち、それらをより深く考えることに、果敢に取り組んでいただきたいと思います。
教育方法に関して大切にしていること
「こころ」「からだ」「環境・社会」はそれぞれに深淵な学問分野ですので、統合的、学際的な知識をつけることは容易ではないと思いますが、皆さんの興味・関心に合わせた学びが提供できるように心がけています。そして、本学で、「こころ」「からだ」「環境・社会」を学際的にトータルに学ぶことは、心身の相関性の理解はもちろんのこと、人間の総合的な理解につながる、社会に有用な人材の輩出となると考えています。
学生さんからの評価に対して
授業アンケートでは、「わかりやすい」「楽しかった」「面白かった」「ためになった」といった評価をいただくことが多いのですが、ただ楽しかったというだけで終わることのないようにしたいと考えています。学生の皆さん自身が、授業終了後も興味関心を持ち続け、発展性を持って実社会で活用していけるような、将来につながるような学びが得られるように工夫していきたいと思っています。
その他
好きなもの、好きなこと
・映画鑑賞(バイオレンス系、ホラー系「以外」の作品)
・動物が好きです(特に犬が好きで、家ではゴールデン・レトリバーを飼っています)
・クロード・モネの絵画ポストカード収集
主な経歴
- 臨床心理士、公認心理師
- 帝京平成大学大学院、帝京科学大学、秀明大学、貞静短期大学 非常勤講師
- 東京税関巡回カウンセラー
- 東京都公立学校スクールカウンセラー
- 東京都立航空工業高等専門学校スクールカウンセラー
- 東日本大震災 福島県緊急派遣スクールカウンセラー
- 株式会社ブレイン
- KSPクリニック
- テレコムセンタービルクリニック
- 24時間子どもSOSダイヤル電話相談員
- 関東中央病院精神科
- 臨床福祉専門学校相談室等
学歴
麻生大学獣医学部獣医学科 獣医学士
目白大学大学院心理学研究科臨床心理学専攻修士課程 修士(心理学)
東洋大学大学院文学研究科インド哲学仏教学専攻博士前期課程 修士(文学)
東洋大学大学院文学研究科インド哲学仏教学専攻博士後期課程 単位取得退学
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
大学生における注意欠如・多動性障害傾向と自閉症スペクトラム障害傾向の関係について:井上聡,鮫島有理,荻久保巳津子:帝京科学大学総合教育センター紀要 総合学術研究:第4巻,11-15,2021.
原始仏教の怒りと心理臨床の怒り―教育の現場から―:鮫島有理:サンガジャパン:Vol.32,356-378,2019.
心理臨床と宗教の接点―臨床心理士が仏教を学ぶ意義―:鮫島有理:心理臨床の広場:18,vol.9 No.2,14-15,2017.
次第説法とはどのような説法か―施論、戒論、生天論は誰に説かれるのか?:鮫島有理:印度学佛教学研究:第66巻第1号,415-412,2017.
書評『仏教からケアを考える』坂井祐円著:鮫島有理:日本仏教心理学会誌:7号,52-60,2016.
教職員ストレスと職場内ソーシャルサポートの関係性:椎野睦,鮫島有理,牧由美子,三嶋美穂,中井あづみ:日本産業衛生学会講演集:巻81,2035,2008.
【著書】
- 『仏教心理学入門』(共著、晃洋書房)
所属学会
日本心身健康科学会、日本心理臨床学会、日本心理学会、日本仏教心理学会、日本印度学仏教学会、日本ユング心理学会、日本森田療法学会、日本箱庭療法学会