藤野　努 （ふじの　つとむ）

本大学での４年間の学びは単に理学療法士になるためだけに行うのではなく，医療人として生涯学び，進歩し続けるための基礎となるはずです．理学療法士として社会に正しく貢献するために必要な素養・知識・技術を身につけられるよう主体的な学びを支援していきたいと思います．

理学療法学専攻のディプロマ・ポリシーにもあるように，理学療法を必要とする対象は”人”です．もちろん科学的根拠に基づいた理学療法を学び・実践することが前提ですが，不確実さの多い”人”を対象とする以上，その不確実さと正しく向き合う姿勢こそが重要であると考えています．この不確実さを受け入れた上で，より良い意思決定が可能にする力こそが本学の目指す”より良く生きる”ための源であると考えています．

「理学療法評価学演習」の授業アンケートにて，実際の臨床に則した考え方を学べたというコメントを含め概ね高い評価を頂いています．ただ臨床実習の形態が大きく変化する次年度からは臨床推論のみに重きを置く従来の講義形態では，臨床実習において適切な教育を受ける素地を養成できないと考えているため，診療参加型実習に適した講義内容に変更をしたいと考えています．

趣味：サッカー，フットサル，eFootball

ティーチングポートフォリオ

• 医療法人社団 協友会 八潮中央総合病院
• 浦和整形外科

埼玉県立大学　保健医療福祉学部　理学療法学科卒業
埼玉県立大学大学院　保健福祉学研究科修士課程修了（リハビリテーション学修士）
埼玉県立大学大学院　保健福祉学研究科博士後期課程修了（健康科学博士）

Hanawa, H., Hirata, K., Miyazawa, T., Kubota, K., Yokoyama, M., Fujino, T., & Kanemura, N. (2023). Compensatory relationship of mechanical energy in paretic limb during sit-to-stand motion of stroke survivors. Human Movement Science, 88, 103052.

Hanawa, H., Hirata, K., Miyazawa, T., Kubota, K., Yokoyama, M., Matsumoto, Y.,
Fujino, T., Kanemura, N. (2021). Classification of abnormal muscle synergies during sit-to-stand motion in individuals with acute stroke. Measurement: Sensors, 16, 100055.

Hirata, K., Kokubun, T., Miyazawa, T., Hanawa, H., Kubota, K., Sonoo, M., Fujino, T., Kanemura, N. (2020). Relationship Between the Walking Velocity Relative to the Slip Velocity and the Corrective Response. Journal of Medical and Biological Engineering, 1-9.

Kubota, K., Hanawa, H., Yokoyama, M., Kita, S., Hirata, K., Fujino, T., ... & Kanemura, N. (2020). Usefulness of Muscle Synergy Analysis in Individuals With Knee Osteoarthritis During Gait. IEEE Transactions on Neural Systems and Rehabilitation Engineering, 29, 239-248.

体幹拘束による歩行時足部軌道制御と多関節協調性の変化．藤野努,金村尚彦,国分貴徳,園尾萌香,久保田圭祐,平田恵介,塙大樹,宮澤拓．理学療法-臨床・教育・研究- 2019. 26 (1)

脳卒中片麻痺者と健常人の split-belt treadmill での歩行適応時における床反力推進成分の変化.平田恵介,塙大樹,宮澤拓,江連亜弥,久保田圭祐,園尾萌香,藤野努,国分貴徳,金村尚彦
理学療法-臨床・教育・研究- 2019. 26 (1)

変形性膝関節症者における筋シナジーと静・動的評価指標との関連性. 久保田圭祐，園尾萌香，喜多俊介，塙大樹，平田恵介，藤野努，国分貴徳，金村尚彦．理学療法-臨床・教育・研究- 2019. 26 (1)

脳卒中片麻痺患者における立ち上がり動作の下肢荷重量と歩行の対称性の関係性 -年齢,経過年数,ADL 能力がマッチングした 3 例の検討-． 平田恵介, 塙大樹, 宮澤拓, 国分貴徳, 藤野努, 久保田圭祐, 園尾萌香, 渡邊孝志, 金村尚彦．リハビリテーション医学研究財団 研究論文集 2018. 21(1)

歩行中の上肢運動における運動学的協調性の解析・藤野努,金村尚彦,国分貴徳,園尾萌香,久保田圭祐,平田恵介,塙大樹,高柳清美．理学療法-臨床・研究・教育 25.1 (2018):pp33-39.

筋骨格シミュレーションによる歩行時筋張力推定の妥当性検証,・喜多俊介,小栢進也,藤野努,小林章,久保田圭祐,園尾萌香,国分貴徳,金村尚彦．理学療法-臨床・研究・教育 25.1 (2018):pp40-44.

変形性膝関節症における立ち上がり動作時の膝関節の力学的動態．園尾萌香, 久保田圭祐,国分貴徳,平田恵介,塙大樹,藤野努,金村尚彦．理学療法-臨床・研究・教育 25.1 (2018):pp57-61.

高齢者のスクワット動作における逆動力学的解析・丸毛達也,金村尚彦,山崎弘嗣,白銀暁,国分貴徳,藤野努,塙大樹,山下祐輔,高柳清美．理学療法-臨床・研究・教育 24.1 (2017):pp73-76.

日本理学療法士協会
International Society of Electrophysiology and Kinesiology