助教
戸張 千夏 (とばり ちなつ)
担当科目
- 管理栄養士基礎演習Ⅳ
- 食事計画実習
- 食品学実験Ⅱ
- 応用栄養学実習
- 食文化論
- 教職実践演習
- ライフステージ栄養管理実習
- 卒業研究
メッセージ
食事を楽しむことが生活の質(Quality of Life:QOL)の向上を図る上で大切であるとされ、食生活において主観的に感じる楽しさや満足度の指標として、食に関するQOL(Diet-related QOL)が近年提唱されています。それぞれの国や地域の食文化を理解し尊重しながら、食生活上の課題について、食教育・栄養教育により、健康増進やQOLの向上を目指したいと思います。皆さんも、食文化や栄養教育について、一緒に学びましょう。
教育方法に関して大切にしていること
本学の方針である、人間を一面的にではなく総合的に捉えることで本質の理解が進むことを授業の中で伝えていきたいと思います。授業の中では、心身健康科学の学びの中で醸成していく、『社会からの「自立」と他者との「共生」に必要な社会的責任感、他者への思いやり』(大学のディプロマポリシー)を育み、「こころ」「からだ」「文化」の側面から総合的に探究する管理栄養士・栄養士の養成を目指していきます。「食」が心理的・社会的・文化的側面と密接に関わっていることを理解し、管理栄養士・栄養士としての専門知識と技能を体系的に修得し、卒業時には、自身や周りの人間の心身の健康に寄与できるような、一生活かせる自立と共生の精神を身に着けていかれることを期待しています。
学生さんからの評価に対して
ヘルスフードサイエンス学科の「応用栄養学実習」では、授業方法や授業運営など概ね良い評価でした。一方で、創意工夫を求める回答が1名ありました。授業内容については各ライフステージの食事について、実際に調理して試食することで理解を深められるよう、さらに学生の立場に立って、学生がより理解を深められるように内容を工夫していきたいと思います。
その他
趣味:海外旅行
好きな国:マレーシア
ティーチングポートフォリオ
主な経歴
- 女子栄養大学 短期大学部 実験実習助手
- 人間総合科学大学 助手
学歴
女子栄養大学 学士(栄養学)
日本女子大学大学院 家政学研究科 修士(家政学)
日本女子大学大学院 人間生活学研究科 博士(学術)
論文・学会発表・著書・メディア
【論文】
Chinatsu Tobari、Masako Takamasu:Evaluation of a Nutrition Education Program on Sugar Intake for University Students in Malaysia.Journal of Asian Regional Association for Home Economics;29(3):1-12,2022.
Chinatsu Tobari、Masako Takamasu:Correlation Between Minum and Diet-Related Quality of Life Among Malaysian University Students.Journal of Asian Regional Association for Home Economics;28(3):11-20,2021.
戸張千夏、高増雅子:マレーシアにおける大学生の食生活・飲料摂取の現状―アンケート調査の結果から.栄養学雑誌;49:76-89,2021.
戸張千夏、高増雅子:マレーシア大学生における砂糖摂取に関する食教育の検討.日本食育学会誌;15:23-32,2021.
戸張千夏、高増雅子:飲料による砂糖摂取をテーマとしたワークショップの評価―マレー系女子大学生の事例―.日本食育学会誌;14:177-186,2020.
戸張千夏、高増雅子:マレーシアにおける食教育の現状と課題―家庭科教科書の分析を通して―.日本女子大学大学院紀要;27:51-60,2020.
戸張千夏、高増雅子:タイ大学生の食物摂取・食行動の現状―アンケート調査の結果から―.日本女子大学大学院紀要;26:47-56,2019.
戸張千夏、高増雅子:先進国及び開発途上国における砂糖を起因とする健康教育に関する研究の系統的レビュー.日本女子大学大学院紀要;25:207-217,2018.
所属学会
日本栄養改善学会、日本健康教育学会、日本家政学会、日本食育学会