活躍する卒業生
健康栄養学科
食を通して患者さんと関わり、治療のサポートを
上都賀総合病院 診療部 栄養課
管理栄養士職 篠原 唯さん
年間4000件以上の栄養指導のほか、日々多様な業務に従事
外来での栄養食事指導、入院患者の栄養管理のほか、多職種とのチーム医療に参加し治療サポートをするなど幅広い業務に携わっています。
膨大な知識だけでなく、コミュニケーション力も問われる現場
複数の疾患を抱える患者さんが多く、食事や栄養だけでなく薬剤や検査内容など幅広い知識が求められます。また患者さんの性格や背景なども考慮した介入が必要で信頼関係の構築も大切な仕事です。
高齢化など時代の変化で増える疾患に対応できるプロになりたい
患者さんが退院し、元気な姿を見たときはやりがいを感じます。現在、私は心不全チームに所属しており、より質の良い療養指導を実施できるよう、心不全療養指導士の資格取得を目指して勉強中です。
管理栄養士を超えた幅広い仕事に、新たな目標を見つけた
株式会社LEOC 草加松原リハビリテーション病院 事業所責任者
管理栄養士職 原田 優さん
「成長できること」を軸に、就職先を選んで日々勉強中
現在は調理業務のほか、食事箋管理、発注業務など栄養士業務も。事業所責任者を任され、事業所管理、業績管理なども行っています。
大変だと思う日もあるけれど、お客様からの声が励みになる
病院は3食食事を提供し、年中無休のため体力的に大変なことも。でも「食事が美味しかった」「楽しみにしている」と声をいただくと頑張ろうと思えます。スタッフのマネジメントを日々模索中です。
広く組織全体を統率できる力を身につけ、目標を達成したい
今の目標はどのスタッフが出勤していても同じクオリティの食事を提供できる事業所であること。責任者としてスタッフ育成をすることで興味を持ち、本部で人事採用の仕事に就きたいと考えています。
誰もが食べる喜びを持ち続けられる世界を目指して
長谷工シニアウェルデザイン ケアデザイン
総合職 柴崎ゆりかさん
自ら聞いた入居者の声が、今の業務に活かされている
現在は、おやつの考案や他職種との食形態の相談などが仕事。入社初年度に介護現場を経験
し、入居者の声を聞いてそれを活かしています。
一人一人違う入居者の状態を考慮したメニューづくりに尽力
食形態が異なる入居者全員が同じものを食べられるように、おやつを考案するのが大変。でも普段食の細い方が全部食べてくれたり、「食べることが楽しみ」と言ってくれたりするととてもうれしいです。
広入居者に寄り添い、食を通して喜びや満足を感じてほしい
さまざまな持病をお持ちの入居者がいますが、ただ食事を提供するだけでなく、食事制限があっても満足いただける栄養管理・給食管理をすることが目標。入居者に寄り添える管理栄養士でありたいです。
ヘルスフードサイエンス学科
新たな価値を生み出す「6次産業」を広めたい
白ハト食品工業株式会社
大橋昂矢さん
面接で先輩社員や上司に、自分の興味に共感してもらえた
会社説明会で生産者が加工と流通・販売をトータルで担う「6次産業」に興味を持ちました。面接で想いが伝わったことが入社の決め手です。
業務の改善や効率化など、やりがいがたくさんある仕事
現在はファーマーズビレッジで研修中。イベント運営やサツマイモを使った商品の生産などの業務に携わっています。自分なりに考えて次の業務の効率が上がった時に一番やりがいを感じます。
小さな目標達成を積み重ねて、大きな目標をやり遂げたい
機械操作や苗植えなど業務が多岐にわたって覚えることが多いですが、日々目標を持って取り組んでいます。一番大きな目標は「6次産業」を次世代につなげ、人と人の関わりを広めていくことです。
大学3年生で見つけた夢に向かって、今も成長中
株式会社LEOC 栄養士職
西見晴菜さん
施設利用者を支える3食の食事を、仕込みからすべて担当
老人ホームで盛り付け、配膳、仕込み、調理など利用者へ食事を提供しています。早番、遅番とシフト制で生活リズムを整えるのが大変です。
子どもから高齢者まで幅広い層に、「食」を通して喜びを伝えたい
現在の配属先では、引き続き高齢者を食事面からしっかりとサポートしていきたいです。いずれは学校給食も経験したいと考えており、食育を通じて子供たちに食の楽しさを教えることが目標です。
栄養士として何がしたいか、学びを通して夢を見つけられた
大学で校外実習や大量調理、実験などさまざまな経験をし、3年生の後期に「給食会社に就職したい」という夢ができました。後輩たちには焦らずマイペースで自分に合った夢を見つけてほしいです。
人と直接関わることで、身に付くものがたくさんある
社会福祉法人 一粒 障がい者入所施設びおもす 生活支援員
新井勝也さん
大学で身につけた知識と自身の想いを掛け合わせて就活
大学で学んだ食品や栄養の知識を活かしながら人と関わる仕事がしたいと入社。現在は食事の介助も含め、入所者の生活支援を担当。
利用者の「食」に対して目を向け、自分らしいサポートを
錯誤しています。食事量が足りているかなどに気を配ったり、食欲がわくような盛り付けをしたりと、大学での学びも役立っています。
障がい者支援に、栄養士の知識を取り入れた仕事がしたい
目標は、障がい者の方の生活範囲が広がる世の中にすること。今後は週末のお昼を職員が調理提供していく予定になっているので、栄養士である自分にできることは何かを考えて仕事に活かしたいです。
看護学科
決して簡単ではない仕事。それでも喜びを感じられる
埼玉県済生会栗橋病院(2022.6~埼玉県済生会加須病院)/
腎臓内科・呼吸器内科、看護師中島祐香さん
大学の実習先で目標となる看護師に出会えたから今がある
現在の病院へ入るのを決めたのは実習時に良い指導者に出会えたから。日々患者のバイタル測定、点滴、医師の補助などを行っています。
一人とし同患者さんはいない。だからこそやりがいもある
大変なのは、患者さん一人一人に合わせたアセスメントや病態の急変などへの対応。しかし症状の軽快を患者さんと共に喜び、家族・本人が満足できる終末期を支援するなどやりがいもたくさんあります。
どんな看護師になりたいか、いつも目標を掲げて成長したい
課題、実習など大学で学んだことを活かし、常に患者さんと家族に寄り添い、入院期間だけでなく退院後もより良い生活を送ることができるような支援をしていける看護師になることが今の目標です。
求められる知識・技術が幅広い「在宅看護」に従事
株式会社みのり/みのり訪問看護ステーション 訪問看護師
高橋芳城さん
療養者の心情を領域実習で聞き、選んだ在宅看護の道
実習で聞いたのは「自宅に帰りたい」と望む療養者の声。訪問介護と居宅支援事業所を併設し迅速な対応ができることが魅力で入社を決意。
新たな発見や改善点が多いからこそ、仕事にやりがいを感じる
清潔援助はもちろん、内服管理、ストマ管理、創部処置、点滴や経管栄養など在宅領域で可能なケアを実施。療養者や家族から意見を聞いて改善を繰り返す、マンネリのない仕事だと感じています。
療養者の最期の時間を豊かにするために、自分を磨きたい
「最期は自宅で過ごしたい」と希望する療養者に「家でよかった」と感じてもらえる環境づくりに励みたいです。そのためにも、在宅ケアで行える看護ケアの範囲を増やせるライセンス取得が一つの目標です。
退院後までを見据えて寄り添う看護をしたい
春日部市立医療センター 看護師
野口花音さん
がん治療の最前線に身を置き、看護師として成長したい
地域がん診療連携拠点病院として、高度ながん治療を行っている病院に勤務。どんな患者さ
んにも心のこもったケアを提供できる環境で、看護師として自分自身を成長させていきたい
と思っています。
同僚たちと協力し合うことが、大学での学びを通して身に付いた
安全な看護のために大切なのは、不明点をそのままにしないこと。先輩に質問したり、チームとして全体で知識を高め合ったりと、大学でのグループディスカッションの経験がとても活かされています。
患者さんの「今」だけでなく、「将来」を見据えた看護に注力
入院時から患者さんの退院後の生活を見据えて、指導や継続看護ができるよう取り組んでいます。将来的には緩和ケアに携わりたいので、専門的に患者さんと関わって寄り添える看護師を目指します。
理学療法学専攻
スポーツに励むすべての人を支えるプロとして
健康スポーツクリニック リハビリテーション科
舩川智紀さん
理学療法士の強み+資格で、仕事の幅を広げて新たな業務へ
幅広い年齢層のリハビリを担当。NSCA-CSCSの資格を取得し、理学療法士としての強みを活かしてパーソナルトレーニングにもチャレンジしています。
「仕事の難しさ=やりがい」。日々の学びを患者さんに返したい
短い時間で痛みの原因を見つけるのが難しいと感じていますが、それが理学療法士のやりがいでもあります。患者さんの訴えを解決するために勉強し、それを患者さんに還元できることが喜びです。
選手のパフォーマンスアップと支えてくれた親への恩返しが目標
スポーツを頑張っている人が怪我なく、もしくは怪我をしても復帰して長く継続できるサポートをしていきたい。また、大学卒業まで温かく見守ってくれた親にも感謝の想いを返していきたいです。
患者さんの回復を近くで見続けられる、幸せな仕事
埼玉みさと総合リハビリテーション病院
牧ゆり子さん
回復期の患者さんに寄り添いたいという想いを叶えて就職
就職は、回復期に携わる仕事ができるところを希望。現在は急性期の治療を終えた患者さんを退院までサポートする業務に就いています。
苦しみを抱えた患者さんと同じ方向を向いて仕事ができるように
当初は会話が困難な方、現状の障害を受け入れられない方をどう導けばいいか迷いましたが、適切な「伝え方」を学び、患者さんと同じ目標に向かってリハビリを進めることができるようになりました。
患者さんの笑顔とやりがいのために、自分自身を磨いていきたい
リハビリ職は本当にやりがいのある仕事。患者さんの「できた!」が少しずつ増えていくのを見ると、この職業に就けて良かったと感じます。患者さんのために今後も知識や技術を磨いていきたいです。
たくさんの患者さんの「できた!」の声に出会いたい
戸田中央医科グループ 戸田中央リハビリテーション病院
北村絵菜さん
中学生の頃から憧れていた理学療法士の世界へ
脳梗塞により重度の麻痺で起き上がれなかった祖母が、足に装具をつけて歩き、理学療法士
に泣きながら「ありがとう」と言っているのを見てから憧れていた職業。現在は回復期の病院で働いています。
大学で身につけた「基礎力」が、現場での応用に役立っている
脳卒中や整形疾患など患者さんそれぞれに合った治療が求められ、臨床では応用力が必
要不可欠。大学では生理・解剖・運動学を中心に一から学ぶことができ、その基礎力を元に応用に活かしています。
患者さんに寄り添い、一つでも多く「できること」を増やしたい
患者さんが今までできなかったことができるようになったときに、一番やりがいを感じます。患者さんからの「ありがとう」は私の何よりの原動力。一人一人に寄り添える理学療法士を目指します。
義肢装具学専攻
技術を磨いて多くの患者さんを救う義肢装具士に
株式会社 幸和義肢研究所
関根舜さん
アットホームな社風に惹かれて入社。研修で仕事の感覚を習得
この春に入社したばかり、最初の1カ月は全ての製作部署を回る研修で、プラスチックの削り修正や仕上げなどの製作補助を行っています。
満足できる義肢装具は良いコミュニケーションから生まれる
大切だと感じているのは、患者さん一人一人に合わせた距離感や言葉遣いに配慮したコミュニケーションをすること。会話を通して希望に合った義肢装具を提供し、患者さんのQOLを向上させたいです。
日々の努力や継続が力になる。達成感のある仕事をしたい
製作をし続けることで技術が向上することを実感しています。製作物をきれいに仕上げられたときや、適合状態が良好だったときには、大きな達成感を得られます。それがこの仕事のやりがいです。
丁寧な対話と高い技術で、喜ばれるものを作りたい
有限会社 大栄製作所
杉山実祈さん
在学中にできた義肢装具士としての夢を追いかけて
臨床業務と製作業務をこなせる義肢装具士になりたいと、一般整形外科や小児リハビリテーションでの装具を担当する会社を選びました。
良いものを作るためには、コミュニケーションが欠かせない
疾患に対する装具の採型採寸、採取したモデルをもとに製作、完成した商品を患者さんに適合するまでを担っています。患者さんとの会話からイメージを理解し、微調整を繰り返す、根気のいる仕事です。
技術革新など目まぐるしく発展する業界と共に自分も成長したい
納得のいく装具ができ、患者さんから「ありがとう」と言われるのがやりがいです。新素材や技術の変化にも対応できるよう、常にアンテナを張り、世の中に貢献できる義肢装具士を目指したいです。
納得と満足を感じていただける装具づくりを目指して
有限会社 浦和義肢装具製作所
佐々木楓佳さん
1人1人と向き合ったものづくりに惹かれて、志した義肢装具士
高校卒業前にテレビのドキュメンタリーを見て知った義肢装具士という仕事。福祉系の職
に就きたいと漠然と思っていましたが、使用者と話しながら一緒に一つのものを作り上げる仕事に惹かれました。
専門的な知識と現場を想定した実践的な授業が入社後に役立った
大学で学んだ病理学や運動学などの知識は、使用者に装具の説明をする際に役立っていま
す。また、時間内に決められた装具などを製作する実技テストも、作業スピードを把握する上で大事な授業でした。
扱える装具の種類を増やして、多くの人の役に立ちたい
現在は、整形外来でコルセットやインソールを作っていますが、装具を怖がる人などに仕組みや機能を説明し、納得していただけることにやりがいを感じます。早く先輩方に追いつけるように頑張りたいです。